Sales & Pruducts−流動床式焼却炉 TOPIC

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今や地球的規模の問題として注目されている廃棄物処理問題。
特に、企業や工場の産業廃棄物処理は、社会的責任においても真剣に取り組むべき大きな課題です。
当社は耐火物や築炉で培った技術を応用しこの問題に果敢に取り組んでいます。

地球にやさしい流動床式焼却炉

当社が開発した流動床式焼却炉−TOPICは、独自開発した散気盤(特許第2555524号)により、熱媒の動きや不燃物の炉外排出を考慮し熱媒を焼却に最適な状態に保ちます。そのため、従来の焼却炉では焼却できなかった高含水率の汚泥や食品残滓を前処理(乾燥処理および脱水など)なしで、そのままの状態で完全焼却を可能にしました。その際、2次焼却をおこさせることにより、煙は無煙ガスにして炉外に排出させます。また、熱媒の昇温から焼却物の投入、焼却、停止まで全自動運転を実現、作業者が張り付くことなく24時間の連続焼却が行えます。完全燃焼により体積は300分の1まで減量され埋め立て問題や処理コストの低減にも大いに貢献します。
 環境対策の法的規制強化が進む中、TOPICは、ローコストで無公害の地球にやさしい地域都市融合型焼却炉として大いに注目を集めています。

▼フローシート
フローシート
燃焼方式の違い

【TOPIC流動床のしくみ】
特許取得済みの散気盤上に熱媒を充填させ、 熱媒を静圧の高い流動エアーにて中心部より外側に飛散させる。その熱媒の動きにより、投入された焼却物が、熱媒に包み込まれながら落ち、熱媒の外側より熱媒下部に移動する過程で燃焼が進み、有機分以外は焼却灰として、燃焼ガスを共にサイクロン集塵装置へ送られる。 一度の工程にて完全燃焼しなかった焼却物の場合、 流動過程を繰り返し行われ、無機物以外は全て燃焼される。焼却物の発熱量が低い場合、助燃バーナーにて熱媒の温度を一定に保ってやる為、燃焼塔の温度域が安定している。焼却物は表面が炭化しても熱媒の流動により剥ぎ取られ、焼却されて行く。

【多段式ストーカー炉のしくみ】
燃焼室の炉床が何段かの階段状になっており、その炉床が押される事で、焼却物の一部が次の段へ移行、除々に高温域の燃焼室へと送られ、焼却される。燃焼は側壁・上部などに設置されたバーナにより直接焼却される。時間を掛けて焼却を行う為、含水率の高い焼却物でも焼却は可能である。

【バッチ式炉のしくみ】
火格子があり、その上に焼却物を投入し、バーナや自燃にて焼却される。焼却灰の掻い出し、焼却物の投入を人的作用に頼る、一番シンプルな焼却方式。

【回転炉床炉のしくみ】
お椀の蓋を逆さまにした様な炉床を有し、掻き回し棒か、炉床が回転する事により、焼却物が炉の、中心部へ送られて行く間に、焼却が行われる。焼却は炉上部・側壁に設置されたバーナによる直接燃焼方式。

タイプ別焼却炉の比較表
各種炉の特徴
タイプ TOPIC流動床式 ストーカー式 都市ゴミ流動床式
焼却物の
大きさ
都市ゴミタイプで無い限り、大きさに限界がある。
逆火防止と焼却物を空気に触れさせない為。
大きさにあまり左右されない。 大きさにあまり左右されない。
焼却対象物 含水率の高い物で比重の大きいもの。(流動エアーによる飛散防止の為。) 一般家庭より廃棄されるもの。大型ゴミ等有機物の全て。 ストーカー式と同じ。
焼却温度 焼却温度は800℃以上で、低温域は無い。 焼却温度域が大気温度より凡そ、1,000℃まで幅広い。 ストーカー式とほぼ同じ。
燃費 流動エアーを予熱しないと燃費が多く掛かる。 処理物が乾燥し、自然し始めると、燃費が少なくてすむ。 ストーカー式と同じ。
燃焼状態 有機物である限り全て焼却してしまう。 未燃物の発生が多く出る。処理物の表面炭化が原因。 ストーカー式とほぼ同じ。
ダイオキシン
の発生
低温焼却温度域(280℃〜430℃)が無いので発生量が少ない。 焼却時に多量のダイオキシンが発生する。 ストーカー式と同じ。
設置場所 縦型なので設置場所が小さくてすむ。 横型なので膨大な設置場所が必要になる。 ストーカー式とほぼ同じ。
炉の大きさ 現在の技術では、凡そ1,200Kg/時間が最大のサイズである。 小型は製造されておらず、40〜300屯の大型炉が主流である。 中型炉が主流である。

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